「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである。」(Ⅱコリント12:9)
聖書に登場する預言者たちは、強い人ではありませんでした。モーセは「できません」と言い、エリヤは勝利の直後に倒れ、ヨナは神の優しさに怒り、ダビデは涙で枕を濡らし、そしてイエスでさえゲッセマネで「この杯を取り去ってください」と祈りました。彼らは皆、心が揺れ、弱さに震え、迷い、逃げ、泣きました。でも、その揺れの中でこそ、神は最も深く語りかけています。モーセには「わたしがともにいる」と寄り添い、エリヤには風でも火でもなく“静かなかすかな声”で語り、ヨナには「あなたは怒るのが正しいのか」と優しく問い、イエスには天使がそっと力を添えました。神は、強い人を求めているのではありません。弱さを隠さず差し出す人に、最も深く触れられます。弱さは欠点ではなく、神が働く余白。揺れは不信仰ではなく、神との対話が始まる場所。人の力が尽きるところで、神の力が満ちていく―それが“弱さの神学”です。揺れているあなたの心こそ、神が最も近くにいる場所なのです。
音楽 ”弱さの中に現れる”
この曲は、聖書に登場する預言者たちやイエスが経験した“心の揺れ”をテーマに、弱さの中で語られる神の声を合唱の響きで表現した讃美歌です。モーセの戸惑い、エリヤの疲れ、ヨナの怒り、ダビデの涙、そしてゲッセマネで祈るイエス―その弱さの場面にこそ神が最も近くおられるというメッセージを、静かなハーモニーと祈りのような旋律に込めています。揺れる心を責めるのではなく、その場所に光を注ぐ神の優しさを、合唱全体で包み込むように歌い上げる曲です。
音楽 ”弱さの中に現れる”


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